髪の悩み

遺伝の可能性が高いAGA…もっと早くに対策していれば違った未来も?

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私もそうなのですが、特に30代で前髪からの薄毛に悩んでいる方、いわゆる「若ハゲ」は精神的にも苦痛を伴う大きな問題です。この「若ハゲ」は「AGA(男性型脱毛症)」と呼ばれ、近年遺伝との関連性があることも分かってきました。

AGAは日本皮膚学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によると、30代男性の20%が発症しているとされています。主な症状ですが、AGAを発症すると、発症部分の髪がだんだんと細く短くなり、最終的に髪が生えなくなってしまう特徴があります。さらに恐ろしいことにAGAは進行性で、最初は前頭部がなんとなく薄くなる程度なのですが、加齢とともに進行することでM字状態からバーコードへ、そして最後は波平さん状態になってしまうのです。

ちなみに私は、24歳頃から前髪に違和感を抱き、30歳過ぎには前髪がほぼ無くなってしまいました……。そんな恐ろしいAGAが遺伝と関係あるなんて、父親や祖父が薄毛の方には逃れられない未来を約束されているようで絶望してしまうのではないでしょうか、ここでは私が悩んだエピソードや改善のために行った対策と効果などを説明していきたいと思います。

AGAの悩み…人目が気になり自信がなくなる

髪が薄いことで困ったことは数えられない程多いのではないでしょうか。実際私も日常的に悩んでいましたし、様々な場面で髪が薄いことによる苦難がありました。

まず、実際に髪が薄くなってみると分かるのですが、とにかく人目が気になるようになります。 髪が薄くない方からすれば「自意識過剰じゃないの?」と思うかもしれませんが、もうこれがどうしようもなく人目が気になるのです。

対面で話をしている時に相手の視線が生え際を見ているような気がしたり、すれちがった人から笑われたような気がしたりと、常に髪を意識してしまうようになります。さらに困ったことに、髪が薄くなっていくにつれて自分の価値がどんどん下がっていくような気にすらなってしまいます。

こうなると自分に自信が無くなってしまい、負の連鎖が始まります。気になる女性ができても「どうせ俺はハゲだから」とアプローチできなくなったり、オシャレな服を見つけても「服が良くても髪が無いし」なんて考えが日常になったりします。

それまで楽しかった日常が急に灰色に見えてくる…そんな気持ちにすらなりました。

AGA克服のために行った対策

薄くなっていく髪をただ眺めているだけではいけないと、私も様々な対策を行いました。

手軽にできるシャンプーによる対策

自分の髪が薄くなってきていると確信した25歳の冬、10年後の自分が少しでも楽しく生きられるように、なんとしても髪の毛を元に戻したいと思ったのです。まず取り組んだのがシャンプーでした。

思い返せば、シャンプーは親が買ってきたものを使い、洗い方も適当でした。当時は育毛シャンプーが出始めた時期で、CMに心躍らせ使い始めたことを今も覚えています。しかし、4000円の育毛シャンプーを買っても、2度洗いに変えても、髪が戻ることはありませんでした。

>>40代向きオーダーメイドシャンプー?遺伝子診断するスカルプセレブとは

高額なヘアサロンでAGA対策

次に、シャンプーを変えても後退していく髪に危機感を覚えた27歳の夏、一念発起してアサロンに通い始めました。ヘアサロンは1年間で約50万円という高額なプランでしたが、なんとしても生やしたいという気持ちで契約しました(実際生えると思っていました)。ヘアサロンではAGAをはじめとした、多くの知識を得られましたし、実際に抜け毛の本数も減少しました。しかしここでも髪の後退は止まらず、新たに生えてくることはありませんでした。

効果を実感できたAGAクリニック

そして半ば髪を諦めかけていた34歳の春、最後にたどり着いたのがAGAクリニックでした。地道な情報収集を続けることにより、自分の髪が薄いのはAGAだということが分かり、AGAクリニックに薬を処方してもらうことによって改善する可能性があると分かったのです。

AGAクリニックの診療内容は、髪が薄い親族の有無や生活習慣等の聞き取りを行い、薬を処方してもらうというシンプルなものでした。薬の効果はてきめんでした。今まで様々な対策を行っても全然生えなかった髪が、薬を飲み始めて約2カ月で生え始めたのです!

契約金額は年間70万円と非常に高額でしたが、私はAGAクリニックありがとうという気持ちでいっぱいでした。

そして医師から言われた一言がとても衝撃的でした。

「もっと早く治療を開始していれば、3分の1の金額で治療できた」

そう、先にも説明しましたがAGAは遺伝します。つまり親や祖父の状況から自分がAGAだともっと早く分かっていればあれこれ試すことなくAGAクリニックに直行していましたし、契約金額も3分の1程度で済んだのです。

遺伝と分かっていればもっと早く対策を始められた

医師の話を聞きながら、自分の薄毛と遺伝についてあれこれ考えていました。

なぜなら私自身、遺伝の心当たりがかなりあったのです。

まず、父親・祖父、母方の祖父全員がもれなくAGA型の薄毛でした。AGAは主に母方の祖父から隔世遺伝すると言われていますので、AGAになる可能性は高かったのだと思います。

私はそれに加えて父方の祖父と父親もAGA型の薄毛ですから、これはもはや薄毛のサラブレッドとでも言いますか、約束された薄毛と言いますか…、薄毛になるべくしてなったのだと思いました。それと同時に、「もっと早くAGAになると分かっていれば」という後悔の気持ちでいっぱいでした。

自分の遺伝子型が分かっていれば余計な出費も抑えられた

そんな時に「遺伝子検査」というものがあることを知りました。

遺伝子検査というのは、自分の遺伝子を分析することで、生活習慣病やガン等の発症リスクや、体質の持つ特徴を知ることが出来るというものです。驚くべきことに、AGAの発症リスクも遺伝子検査で知ることができるのです。

そこまで深刻でなくても、自分の肌質や髪質、薄毛や抜け毛の可能性など分かるだけでも、早め早めの対策が可能になります。遺伝子検査を上手に取り入れれ、明るい未来に向けた投資になるはずです。

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